2007-06-05 第166回国会 参議院 経済産業委員会 第15号
それからまた、地球歴史上最大規模の核暴走事故が起きる可能性があると、こういうビラを書いたその人が町長に当選したわけであります。このビラを信用した人はみんな恐ろしいことだと思ったと思います。さらに、キャニスターは危険です、これを輸送するときは非常に危険です、どこに避難するのですかと。これを言われたらもう震え上がると思います。
それからまた、地球歴史上最大規模の核暴走事故が起きる可能性があると、こういうビラを書いたその人が町長に当選したわけであります。このビラを信用した人はみんな恐ろしいことだと思ったと思います。さらに、キャニスターは危険です、これを輸送するときは非常に危険です、どこに避難するのですかと。これを言われたらもう震え上がると思います。
「地層の断裂、地下施設の挫滅によって地球歴史上最大規模の核暴走事故が引き起こる可能性があります。」こういう文書が配られて、「東洋町に死の灰はいらない!」という、非常にわかりやすいPRがされたわけであります。 特に、陳情の部分に行きますと、「現在青森県」「に収容されているこの核廃棄物キャニスターを東洋町に搬送するのは陸上でも海上経由でもきわめて危険です。
「特に巨大な南海地震が定期的に来る室戸半島の上では、大地震による地層の断裂、地下施設の挫滅」、挫滅というのは壊滅なんですかね、「によって、地球歴史上最大規模の核暴走事故が引き起こる可能性があります。」これがチラシです。 それで、もう一つチラシ。「一たん応募してしまうと、調査から建設、埋め立て処分の原環機構の行動に何も文句が言えません。応募すれば死の灰の受け入れをとめることができないのです。」
このシュラウドが傾いたりしますと、制御棒が入らなくなる、上がらなくなるということで、私は、先ほど前段で、核暴走事故につながるのではないかということで、地震とシュラウドの安全性、このひび割れの問題に関して、一連、お尋ねしているわけなんです。
場合によってはチェルノブイリ原発事故のような核暴走事故に至る可能性があり、シュラウドの損傷を軽々しく扱うべきではないと思います。 そこで、地震と健全性評価基準について質問しますけれども、一年間でシュラウドに無数のひび割れを起こした浜岡原発四号機は、東海地震の震源地の真上にあります。地震発生時には、直下、真下を断層が走っても不思議ではありません。
高速増殖炉については、核暴走事故であるとかナトリウム技術の困難性、こういった問題はずっと指摘され続けてきて、結局どこの国でもトラブルを起こして、そしてできなくなっている。再処理についても、やはり化学的な意味での危険性、核物質を液体状で取り扱うことからくる危険性というものは克服されていないのではないか。技術的評価としては、そういう判断になると思います。
「もんじゅ」についても、これは確かに仮想事故という形ではありますけれども、核暴走事故というものが起こり得るという前提で安全審査の中でも検討されているわけですね。我々は、「もんじゅ」については核暴走事故の危険性というものが基本的には克服されてないんじゃないかという疑念を持っております。
高速増殖炉の炉心を泡が通過するようなことがあれば、チェルノブイリのような核暴走事故につながるということは、科学技術庁の方でも動燃の皆さんも御存じのとおりだと思いますけれども、このフェニックスと日本の「もんじゅ」は大きさもほぼ同じでございます。そういった意味では、このフェニックスの問題は「もんじゅ」にとっても根本的な問題をはらんでいるのではないか、こういったふうに思っております。
私きょう申しました中で、ソ連のチェルノブイリのような核暴走事故は起こり得ないということを申したわけでございます。先生御承知かもしれませんけれども、一つは、核暴走的なことになりますと、非常に大量のエネルギーが一どきに出ます。そういうために種々の工学的安全施設を持っておりましても、場合によりますとそれを凌駕するということが一つの注意事項としては考えられるわけでございます。